2023年1月22日日曜日

停電したら換気扇をポータブル電源につなぎ替えれば、一酸化炭素中毒の心配なしにガスコンロで料理ができる

計画停電時に換気扇のプラグをポータブル電源に差し換えて運転すればいつも通りに換気できる。
 商用電源----(コンセント)----= (停電で100Vでない)
        上下差し換え=--(プラグ)---換気扇 >>(一酸化炭素中毒の予防)>>ガスコンロ
 ポータブル電源--(コンセント)-= (停電でも100Vだせる)
換気扇がレンジフードの中にあればレンジフードの壁に穴あけが必要だが電動ドリルを使えば簡単だ。壁のコンセントと換気扇のプラグとつなぐために2本の延長ケーブルの先にプラグとコンセントを自分でつけるなら壁の穴は直径12㎜ぐらいでよい。このページに検索でたどり着いた人に2つ注意点を挙げておく。第1の注意点は検索でブレーカーを切っておけば、台所の空きコンセントにポータブル電源をつなぎこめば停電でも冷蔵庫や換気扇は動かせるとするページにたどり着くことがあるだろう。しかし両側プラグの線でコンセントへ給電することは危険だ。自身と家族の命を守るため決して行わないこと。このブログを読めば電気ドリルで穴をあけして2本のケーブルにパナソニックのキャップとコネクタボディを付けるだけで、停電時に一酸化炭素中毒にならないで台所のガスレンジを使用できる。計画停電や非常時までに是非準備しておいてほしい。第2の注意点は、これまではポータブル電源はガソリンかガスを燃やして小型エンジンを動かして発電するポータブル発電機のことだった。ポータブル発電機を災害時に屋内で使用して一酸化炭素中毒による死亡事故が起きたため、危険なので屋内では使うなとされている。また比較的容量の大きな(現時点ではちいさいものだが)リチュウム充電池もモバイル電池とかポータブル電池といわれ、発火事故を起こした例があるために危険なものとされている。2023年現在新しいポータブル電源ができた。これは安全で低価格で長寿命ということで電気自動車に採用されたリン酸鉄リチウムイオン電池を、鉛蓄電池の電圧とあわせて、12V,24V,48Vで2kWh程度の組み電池としたものだ。重量も30kg弱ともち運べる重さで、正弦波インバーターを組み合わせて家電を動かすことができる。ここでいうポータブル電源はこの新種のもので、屋内で使っても発火の危険性がなく一酸化炭素がでない安全な100V家電が使える正弦波インバーター発電機である。
3.11から干支が一回りした卯年になり、悪夢の計画停電という言葉が頭をよぎった。東ガスのメンテナンス作業員から、停電時でもガスと水さえ来ていれば我が家のリンナイのガス給湯器を動かして湯を沸かし風呂にも入れることを聞いた。取説を読むとガス給湯器は屋外配線された100Vのコンセントから電源を取っているので、その電源を自動車のバッテリーにつないだインバータ電源につなぎかえれば動くのだ。取説にはリンナイが売っているインバータを使うことになっているが今売られているようなポータブル電源ならなんでもよい。ということでリンナイ自身がポータブル電源対応熱源機リストを公表している。我が家には、リン酸鉄リチウムイオン電池とインバータで自作したポータブル電源があるので試してみたら何の問題もない。
さて停電時にはガス器具を使ってはいけないと言われているのにずいぶん前から使えると言われているのはガス給湯器は屋外にある機器だからだ。停電時に室内でガス器具や灯油ストーブを使うには一酸化炭素中毒予防のため窓を開放して換気をしなくてはならない。さらにガソリン発電機やカセットガス発電機を室内で運転すると一酸化炭素中毒の危険が高いので使用禁止と言われている。換気を喚起だ。冬の暖房機器を窓を開けて使うのはちょっと大変なので使わないという結論になる。しかし改めてここでの論理の展開を考え直してみる。停電時にはキッチンの換気扇が動かない。換気扇が動かないと換気ができない。換気できない状況でガス器具をつかうと不完全燃焼を起こし一酸化炭素中毒になる。したがって停電時には室内でガス器具は使えない。使うなら窓を開放して十分な換気をすること。と論理が展開して納得してしまう。ではガス給湯器の様な屋外機器はポータブル電源で使えるなら停電時にポータブル電源でキッチンの換気扇を動かして換気ができるならガスコンロが使えるようになるのではと思えてくる。
あまりにも簡単な論理なので換気扇をポータブル電源で動かすだけで本当にキッチンでガスコンロが使えるか調べた。コンロは乾電池で着火するビルトインコンロだった。換気扇だけ動かしておけば停電でもガスコンロが使用できる。キッチンの換気扇が見えている家庭では、ガス給湯器と同様に換気扇のプラグをコンセントから抜いてポータブル電源につなぎ変えれば、停電時の換気の問題は解決する。我が家はレンジフードなので台所のブレーカーの後ろに切替開閉器を付けてポータブル電源からの給電ができるようにすればよい。DIYで停電時にポータブル電減やガソリンエンジン発電機を使いたいならこれが正解だ。電気工事士免許は必要ないが、壁への追加の取り付け工事がちょっと面倒だ。より簡単な方法をさがして、レンジフードを自分で交換する動画を見ていたら、
フードをかこっている前幕板を外しさえすればだれでも換気扇の交換ができる。
フードをかこっている前幕板を外して換気扇のプラグをコンセントからポータブル電源のコンセントにつなぎ変えさえすればいいいのだ。
停電時にいちいち前幕板を外すのは面倒なので、まず大工工事をすることにした。レンジフードの横幕板はキッチンつり棚の木板なのでそこに12φの竹用ドリルで穴をあけた。配線は壁のコンセントと換気扇のコンセントの間を繋ぐ延長ケーブルを作り、途中でケーブルをおりまげて穴から引き出し、切断してそこにプラグとコンセントを付けて接続しておく。これで終わり。
ここで失敗を披露する。100均の延長ケーブルは2本の線が小判型につながっているので2本に割けない。あらためて平行ケーブルをプラグ、コンセントと一緒にホームセンターで買ってきた。さて停電が起きたら横幕板から外に出ているプラグを抜きポータブル電源のコンセントにさしかえれば換気扇を運転できるようになる。
停電時に換気扇のプラグをインバーターにつなぐ
不注意な人のために注意。必ず台所のブレーカーを落としてから作業すること。私は前幕板をはずしたままで、壁コンセントに延長コードのプラグをささないで工事した。たったこれだけの工事で寒い冬に停電が起きても窓を開けずに、キッチンのガスレンジが使えるようになった。停電時に台所のガスコンロを使っても、一酸化炭素中毒で死ぬことはなくなった。新型コロナ対応で換気状態の監視用に二酸化炭素モニターを付けて1000PPMで警報が出るようにしてある。
災害時の蓄電池型のポータブル電源の活用方法としてはまずガス給湯器それからキッチンの換気扇の運転だ。あとは突然の停電が起きると洗濯中に洗濯機が止まりドアがロックされて開かなくなるので、ポータブル電源につなぎなおせばすぐにロックが解除できる。そうでないと解除には停電回復を待たなければならない。千葉で起きた台風による停電では復電まで1週間もかかったので濡れた洗濯物を取り出せずにカビが生えたことを聞いた。ポータブル電源で洗濯を終わらるのはもったいないので手で洗濯すると思うが、カビが生えることはない。エンジン発電機なら燃料の備蓄が十分あれば洗濯もできるだろう。カセットガス発電機やガソリン発電機の前に1000Whクラスのポータブル電源は役立つ。しかしながらエンジン発電機は放電したポータブル電源の充電が可能だ。もちろん屋外でだが。太陽光パネル(10k\w)があれば充電は可能だが災害時にいつも天気がよいとは限らない。 

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